言語はどうやって発達するのか?道具の操作(行為機能)が言葉を促す聞いたことがあります道具を使うホモ族の脳を再現したらbroca野が再現されたという報告があります上肢の探索が語彙数を上げるとブログにて紹介しましたhttps://kotoba-karada.net/%ef%bc%90%e6%ad%b3%e5%85%90%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%88%86%e3%81%ae%e8%ba%ab%e4%bd%93%e3%82%92%e6%8e%a2%e7%b4%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e5%8a%9b/今回はその道具の操作と言語のつながりを示した研究を紹介しますHiguchiら(2009)は、言語と道具使用が脳内でどのような共通基盤を持つのかをfMRIを用いて調べていました。https://doi.org/10.1097/WNR.0b013e3283315570注目されたのは、言語機能の中心として知られるBroca野です。研究の背景には、「人間の言語能力は、複雑な道具操作のような階層的な行為を処理する神経機構から発達したのではないか」という考えがあります。

実験では、参加者にMRI装置内で道具を実際に使う課題と参加者に道具を持つだけの対照課題、(図1)

行って貰いました。

さらに言語課題として物語を聞く条件と逆再生音声を聞く条件を比較(図2)行って貰いました。

しました。そして、道具使用時と言語処理時に共通して活動する脳領域を調べたところ、左のBroca野周辺(図3)

に重なる活動が認められました。

その結果、言語を知覚するときと道具を使用するときの脳活動が、Broca野の一部で重なることが示されました。著者らは、言語と道具使用に共通するのは、単なる手の運動や発話運動ではなく、複数の要素を一定の順序や階層に組み立てる処理ではないかと考えています。例えば、道具を使うには「持つ、向きを合わせる、対象に作用させる」という行為系列が必要です。一方、言語でも単語を一定の規則に従って組み合わせ、文を構成します。

さらに、サルでもBroca野に対応する領域が道具使用に関与することから、もともと行為の階層構造を処理していた神経回路が、人類の進化過程で言語、とくに文法的処理にも利用されるようになった可能性が示されています。

この研究は、ことばが脳内で独立して突然生まれたのではなく、これまでブログで発信してきた「目的をもって身体を動かし、行為を順序立てて組み立てる機能」が深く結びついて発達した可能性を示す興味深い研究です。、これまでブログで発信してきた自ら動くこと上肢の操作機能単なる運動ではなく言語の関係を示す興味深い研究ですね!

言葉が出ないからおもちゃの操作を促す。手の使い方を工夫することは重要ですでもなかなか理解してもらえないですね〜

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【文献】
Higuchi, S., Chaminade, T., Imamizu, H., & Kawato, M. (2009). Shared neural correlates for language and tool use in Broca’s area. NeuroReport, 20(15), 1376–1381. https://doi.org/10.1097/WNR.0b013e3283315570